初診時、この患者さんを検査した時にまず分かった事は『とにかく関節の動きが悪い』ということでした。
股関節はもちろん腰、背中、足首。
原因は何なのか?調べるために話を聞いていくと
まずは高校生の頃に左の足首を骨折して数ヶ月ギプス固定していたとのことでした。
ギプスをしていたことで足首を固まらせました。
足首が固まった事により、歩き方は少しびっこを引く歩き方になり、足、膝、股関節、骨盤、背骨の連動性は失われ、各関節の動きは自然と悪くなっていきました。
特に左側に荷重をかける事が下手になり、左の股関節をあまり使わなくなった事で股関節がサビつくように悪くなって痛めたものと考えられます。
ソファーに座って長時間スポーツ観戦するのも趣味で、それも腰や股関節を固まらせた原因の1つになりました。
まずは週1回ずつ来店していただき、関節を滑らかに動かせるように施術していきました。
左にも力が伝わるようにしていき、普段は歩いたり教えた運動だったり座り方を意識してもらいました。
そうしていくと、
1ヶ月目には「痛いけど動きが変わってきた感じがする」
2ヶ月目には「普通に歩く分には痛みが少なくなってきた」
3ヶ月目には「日によって痛みは出るけど調子が良い日が増えてきた」
4ヶ月目には「階段も問題ないし、1日歩き回ってても大丈夫」
というふうに変わってきました。
過去のケガというのは想像以上に現在の身体に影響を与えます。
それが何十年も前のものであってもです。
今現在の痛みがそのケガの影響によるものだとすると、ストレッチやマッサージ、電気でどうにかなるものでは無いというのはご想像がつくと思います。
もし心あたりがある方は一度ご相談していただけたらと思います。
※こちらは個人の感想であり、
効果・効能を保証するものではありません。