「テレビで観て、グルコサミンを飲んでみようと思うんだけ本当に効くのかな?」
こういった質問を患者さんからいただきました。
これらのサプリメントを飲むことで、減ってしまった軟骨を修復し、ひざ関節の動きを滑らかにしたり、痛みを軽減させる効果が期待出来るそうです。
この効果を期待して
「飲まないよりは飲んだ方がいいと思って」
「少しでも早く良くなるなら」
このように言われる方がいますので、ひざ痛の時にサプリは本当に効くのか?をお答えします。
効果については様々な研究機関で臨床研究され、文献が出ています。
その結果…
ひざの痛みの改善、関節軟骨の修復はみられなかった
多くの研究機関では、そのような見解となっています。
ではなぜこのような結果になったのか
その理由を2つ説明していきます。
①『胃腸で分解されてしまう』
サプリメントは口から接種するため、必ず胃腸を通ります。
その過程で分解され、血流にのって全身を巡ります。
そのため、接種した成分がひざだけにいくということはありません。
②『関節軟骨には血管がない』
接種したグルコサミンやコンドロイチンは、胃腸で分解され血流にのって、
その成分を全身に運びます。
しかし、関節軟骨には血管がないため、その成分が膝の軟骨に届くことはありません。
ですので、いくら飲み続けていても、
いつまでも関節軟骨が修復することは無いのです。
2つの理由から、いつかは効くだろうと飲み続けても
ひざの痛みが軽減する確率は限りなく低いとされています。
それでは、ひざの痛みを軽減するためにはどうしたらいいのかというと
ひざが痛くなった原因を理解し、それを解決することです。
原因を知るうえで、まず理解しておかないといけないことは
『加齢だけが原因ではない』ということです。
ひざの痛み=年齢のせい
という考えが一般的です。
しかし、同じ年齢の方が全員ひざを痛めるかといったら、そんなことはありません。
ですので、それ以外の原因があると考えるべきです。
軟骨が減る原因は他にあり、それを解決することが必要です。
【軟骨が減る原因】
軟骨が減る原因はひざだけではなく、腰・股関節・足首の複合的な運動が関係してきます。
普段の立ち方・座り方のクセや過去の足首などの怪我の影響により股関節や足首に捻れが起こると、大腿骨と脛骨のアライメントに異常をきたし、膝関節の一部に大きな負担がかかるようになります。
通常であれば滑液という潤滑液が膝関節内にはあり、関節内の摩擦を軽減する働きがあるのですが、歩行が不足したり膝への荷重のかけ方に左右差があるとその滑液が不足し、膝関節への衝撃を分散・吸収できずに摩擦が発生し、その摩擦熱により徐々に軟骨を削っていきます。
こういった原因で軟骨が減るので、ひざ関節の痛みを解決するには
◆腰、股関節、足関節の複合的な動きの是正
◆過去のケガがあれば、それも改善
◆ひざ関節内に滑液を出し、潤滑性を取り戻す
この3つが必要になります。
これらはサプリメント・薬・注射・筋トレ・ストレッチでは全てに対してアプローチできません。
当店の技術はそれぞれの問題に対して、的確にアプローチをし、問題解決に導きます。
なかなか改善されないひざの痛みでお悩みの方はまずは、お気軽にご連絡下さいね。
お待ちしております。
美骨整復くるみの実 二塚