『前は朝動くのにどうしようもない痛みで動けなかったのに、ここに来てからずいぶんスッと動けるようになった』
今回の患者さんは腰痛です。
とにかく動くのが苦痛で、何をするにしても痛い状態だったそうです。
そういう状態なので、ずっと座っているか寝ているか
痛みが変わるわけではないけれど、湿布を貼っておくとなんとなく良いような感じがするから、それで対処していたそうです。
そういった方がどういう経過をたどったかをお伝えします。
ウォーターベッドに乗りながら腰のアイシング中
※腰痛でお困りの方はこちらをクリック
診療時間は
月、火、木、金 10時〜19時
土 10時〜14時
水、日 休診
患者さんの経過をお伝えします。
お悩み:腰痛
年齢性別:60代男性
今回の患者さんがとった行動として『痛いから出来るだけ動かさない』というものでした。
動かさなければそのうち痛みは無くなるだろうと考えたそうです。
確かに動かさなければ痛みは数ヶ月で無くなります。そのまま寝たきりでずっと動かなければ…
しかし、そういうわけにはいきません。
今回の痛み方の特徴としては『朝特に痛い』『動き出しが痛い』というものです。
この特徴は簡単に言うと身体が固まってしまっている状態によって起こる腰痛で、腰痛の方の3人に2人は同じ事を言う位よくあるものです。
普段仕事をしている方であれば身体を動かしていくうちに楽になっていったりするのですが
今回の患者さんの場合、定年しており仕事をしていないので日中無理にでも動かさなければいけないような事もなく、より動かさない事に拍車がかかっていました。
結果的に『痛い→動かさない→固まる→動き出しが痛い』の悪循環となっていました。
まずはその事を本人に自覚してもらうように説明しました。
施術で関節を動かせるようにして、その状態で毎日少しずつでも歩いてもらうように促しました。
最初は5〜10分の歩行でいいと言ったのですが、治したい一心で最初から無理矢理痛いのを我慢して40分歩いていました。
体力も筋力も落ちているのに、いきなりそんなに歩くと痛みは強くなります。
案の定最初の頃は痛みが出てきていましたが、2週間ほど経った頃には少し慣れてきて痛みも少し治まり、身体の動きやすさを感じるようになりました。
2ヶ月、3ヶ月と経つごとに歩く量は増え、40分×2セットをするようになったり、1時間以上連続して歩くような日も作っていました。
そうしていくと腰痛も『どうしようもない痛み』は無くなり、朝の動作はスムーズに行えるようになりました。
日常の痛みも日によって多少調子が悪い時もあるようですが、生活に支障が出るような痛みとはなっていないようです。
今回のポイントは施術で動かせる状態にしてから歩いてもらった事です。
普段歩いていないのに歩行だけをすると痛める可能性が高いので
施術をした上で歩く事が大切です。
普段動いていなくて腰痛の方はぜひ一度ご相談してくださいね。
※腰痛を早く改善したい方は今すぐこちらをクリック
二塚