こんな時代だから『セルフメディケーション』をはじめよう
自粛意識の強かったコロナ流行が過ぎて2年目に入った昨今、健康について考えさせられるような話が様々なメディアから聞かれるようになってきました。
その核になる話は「自分の身体は自分で守ろう」というものです。
定期的な健康診断や人間ドックを医療機関では勧められますが、あくまで状態を把握するためのもの。本当に大切なことは、不調にならないための方法を心得ておくことあると思います。
その取り組みに対してのキーワードが「セルフメディケーション」。
平たく言えば自らの身体を助けるということです。
今回はそのセルフメディケーションをどのような形ではじめればいいのか?ということについてのヒントになればというテーマでやっていきます。
・セルフメディケーションのはじめ方
セルフメディケーションにおいて1番大切なことは、現在の自分の状態を把握しておくことです。そのため、「からだの基準」を作っておくことが最初の一歩になります。
①からだの基準とは?
健康の判断として押さえておきたいポイントはいくつかあり、大きく分けると⑴食事⑵睡眠⑶運動になります。
⑴食事の基準
どの時間に空腹になり、何をどのくらい食べると身体に変化が起こるのか?を知ると良いでしょう。そして必ずそれを一定期間。記録してみてください。記録に残して初めて気がつくことは少なくありません。
⑵睡眠の基準
季節ごとに何時ごろ眠くなり、何度目覚めるのか?起床時の体調と起床後の身体の変化を記録してみてください。ここでも記録をつけるとつけないとでは大きく基準を知ることに差が付きます。
⑶運動の基準
日々行なっているスポーツ・或いは特段しているスポーツがなければ連続してウォーキングを30ー60分程度同じ時間帯に週の半分以上続けてみて、運動中から運動後までの些細な身体の変化に意識を向けてみてください。また、そのことを記録に残してみましょう。
このようにして、「からだの基準」を知っておくことで、何らかの健康に対する知識を得て、実際に試して続けてみたい際に、それが自分に合っているものなのかどうかの判断が容易になります。
健康のために良いからと誰かに勧められたりネットやテレビで知り、はじめてみることが多くなるのがほとんどでしょうが、その正解は一人一人異なります。
誰かの意見をそのまま受け入れる前に、自分の身体の状態を詳しく知っておくことに1番のリソースを割いて、それでもよく分からなければ、身体について相談のできる専門家に相談されることをお勧めします。
セルフメディケーションのために、まずは記録からはじめてみてはいかがでしょうか?