股関節・腰に痛みを出すことがあり、ほてりが時々やってくることがある方の解決法

※この話は当店に来店された方の話から書いています。

「ほてり」。年齢のものだから仕方ない…けど腰も股関節痛いし…

という方は意外に多いようで、これを読んでいるあなたも当てはまるところを感じているのかもしれませんね。

ほてりは婦人科や内科に検診に行った際に、『うつ病でもなく、脳などの神経萎縮症でもなく、更年期に伴うもの・自律神経の乱れもありそう』

というようなことを言われ、内服で対応していくことになっている状態の方もいらっしゃるのかもしれませんね。

ほてりがよく出る方は女性の方が大半で、年齢としても40.50代が多くありますが、20代でも感じる方がいないわけではないものです。

やはり、なんらかの原因で女性ホルモンの影響がほてりを引き起こしていることを考えると内科や婦人科の先生に相談をしつつ、受診を続けることはベストであると思います。

しかしそれ以外何もできないのかというと、そんなことはなさそうです。

このほてりは自律神経の乱れ・ホルモンバランスの乱れの影響がありますが、

その乱れというのはどこから来るのか？という部分を見ていくとヒントが隠されていそうです。

自律神経の働きは、緊張したり活動的になるときに使われる「交感神経」と、

食べたものを消化したり、就寝やゆったりして身体のさまざまな筋肉よりも内臓の働き優位する働きを持つ「内臓神経」という相対する２つのものがあります。

この２つの切り替えにメリハリが出なくなることで『ゆったり休んでいるのに汗をかく・身体が熱くなる』という２つの神経のが同時に働いているかのようなことになっていくことがあなたが感じている「ほてり」を出していることになります。

閉経期が近づくと、想定しない生理周期になり、人によっては1ヶ月近く前後してしまうこともあり、自律神経の一部である内臓神経が関連して活動してしまうことになります。

これが意図しない内臓神経の働きと意図して身体を使ったときに使われる交感神経の働きが交錯してしまい、気持ち悪さを生む結果になっているともいえます。

ではどうすればいいのかというと、身体の内側に対して出来る対策と身体の外側から出来る対策を２つそれぞれ行う必要があります。

なぜなら、自律神経の一部である交感神経は外的な刺激で活動させやすく、

主に内臓神経は内側からの刺激で活動しやすい性質を持っているからです。

まず内側からの対策でいうと、食事の間食にメリハリを付け、食べる時は食べる、食間はしっかり空けるということをすると、内臓がずっと働き続けることを減らせるからです。

なんとなく間食をしてしまったり、お腹が空いていないのに時間だからと食事の時間にしてしまうことはメリハリをつけることにはなりにくいので、まずはここを徹底してみてください。

次に自宅にいても、面倒がらずに着替え・メイクをして外出するかの様にキリッと、パリッとすることです。

これも自律神経にメリハリをつけることになるからです。

次いで外側からの対策は、筋肉と運動神経に刺激を入れることです。

これも２つのコツがあり、１つは心拍数を120-140拍/分に上げ、30分程度維持する様な運動を継続的にすることです。

手軽に出来る、簡単な方法はランニング、ウォーキングや水泳、自転車などがありますが、ウォーキング以外の運動は30分継続する間に筋肉・骨格に対してダメージを与えてしまう場合や、そのくらいの時間を続けにくい・習慣化が難しくなります。

ですので、オススメは30-40分のウォーキングになりますが、股関節や腰が痛くなることがある方がしばしばいらっしゃるので、そのような方はそちらを対策しつつ歩くとベターです。

ウォーキングにはセロトニンという精神を穏やかにするホルモンも分泌され、

自律神経の２系統のメリハリを出すためにうってつけで、合わせて心拍数をターゲットレベルである120-140拍/分にして歩くと、体液の循環ももれなく起こるため、ホルモンの調整機能にも良い方へ働いてくれることになります。

ただ、そのくらいの速いスピードで
歩く場合に過去のケガや体力的な問題で足の運びのわずかな左右差がある場合や、週にして多くの日にちをあることが出来ないという方は、思うような効果を享受しにくいこともあるため、心拍数を上げつつ、腰や股関節に負担のかけないトレーニングや、腰や股関節に関係の深い骨盤の働きを改めていってあげることが必要です。

ほてりは、専門のドクターに相談するだけでなく、あなたの身体の状態を理解してくれる何人かの人がいると自律神経の働きにも安定感が足されることになると思います。

中からの対策だけでなく、外からの対策として、わたしたちがチカラになります。

一度お話に来てみてはいかがでしょうか？

＃自律神経＃ほてり＃更年期＃幕張本郷＃習志野

美骨整復くるみの実代表　谷崎政一郎