夏になってから流行り風邪が猛威をふるい、身近な人も発熱されて休まれている方もいらっしゃるのかと思います。
いずれにしても発熱した時には、普段よりも横になって休む時間が増えてしまうことは
必然のことですが、そんな時にしばしば聞かれるのが、「いつもと違う腰痛」です。
これは、長く寝ていたことで起こる腰痛なので、原因別にきちんと対処していけば、
大半の痛みは取れてしまいます。
今回は流行りの風邪になってしまった方、あるいは腰痛持ちでしばしば痛みがやってくるような方に是非やって頂きたいストレッチ&セルフケアをお伝えしていきます。
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寝過ぎたことで起こる腰痛には、2つ考えられます。
1つ目は寝込む前から違う理由で痛みが出ている方。
こちらの方は今回のストレッチ&セルフケアだけでは大半の痛みがとれるまで至らないことがあります。
今回お伝えする内容を試してみるのも一考ですが、原因が寝たことによることの他にありますので、直接原因を専門家である私どもに聞いていただいた方が問題解決には近道となりますので、自己判断せずに気軽に相談してください。
2つ目の原因は、寝過ぎたことによって出てきた痛み。
これは元々腰痛持ちの人で、寝込む前にはさほど痛みがなかったものの、1日から2日以上寝てしまったことによって痛みが出てしまうパターンです。
これは、2種類の要素が影響して起こります。
1つは、身体の重みを地面に近い側の筋肉が緊張し、反対に地面を向いていない、天井向き側の筋肉が緩んだ状態になるものです。
上向きで長く寝た場合…
・背中側-腰や殿部、背中の筋肉が緊張が強まる
・お腹側-前の太腿や腹筋などが緩み過ぎる
このようになります。
筋肉は大きく曲げる方と大きく伸ばす方で吊り合う関係にあることが多く、背骨を境にした腰とお腹の関係もその関係にあります。
ですので、このように布団やベッド側にしていた背中・後ろ側の筋肉の緊張を解く工夫をしてあげると、寝たことで発生した腰痛を和らげていくことができます。
次に緊張を解く方法を2つほど紹介します。
1.うつ伏せになって寝てヒザを90度曲げる方法
この姿勢を取ったら、両足の踵をくっつけたまま、大きく動かせる範囲で左右にゆっくり、じっくり倒していってください。
その運動をすると、お尻や股関節にストレッチ感を感じていくことになります。
うつ伏せの状態で膝を曲げることで、お腹側の筋肉がより緊張し、反対に背中や腰側の筋肉の緊張が少しずつ和らぎます。
この「動かすストレッチ」を行い、5分を1セットとして1日で5回程度まで繰り返してみてください。みるみるうちに腰の緊張感が解かれていくことを実感すると思います。
2.腕とモモの筋肉に刺激を与える方法
この「動かすストレッチ」もお腹側を地面に向けるので腰側・背中側の緊張を解くのに有効です。
この運動は1つ目の動かすストレッチの後にやることをオススメします。
方法は、四つ這いの姿勢になり、右手を大きく前に出してついたら、左膝を右手と右膝の着いている位置の半分程度のところに着くようにします。
すると、右手と右膝の中間位置に左膝が着くことになり、腕とモモの前側の筋肉に適度な刺激が加わりつつ、寝ていたことでゆるくなった肩や股関節にも刺激が入ることで、寝過ぎての腰痛に関わる対策が打てることになります。
時間としてはハイハイをするような形で、片脚10秒ほどかけるつもりで動き、
5分間部屋の中を行ったり来たりしてみてください。
すると、1日、あるいは長くて5日も続けると、大半の筋肉の緊張のバランスは是正されてきますので、寝過ぎた腰痛が忘れることになると思います。
元々の腰痛の原因については、この動かすストレッチだけでの改善は難しいはずですので、
予め心当たりのある方は私どものような身体のトラブルの専門家に診てもらうことをオススメします。
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美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎