頭の後ろの方のデキモノが気になる…なんとなく体調が悪いことが続き、
その後にこの様なことを感じることがある方がいらっしゃいます。
これは医科で診てもらうと分かるのですが、帯状疱疹であることが少なくありません。
その後に「後頭部が痛い」「耳の後ろが痛い」なんてことが続き、頭をシャンプーする時や自宅でのデスクワークをしている時、家事で食器を洗っている時や洗濯物をたたんでいる際に痛みを思い出す様なことが続いてしまうことがあります。
これが2、3日ならともかく、数週間に渡り続いていくこともあり、
ひどい方になると数ヶ月に渡り後頭部の痛みが長引く、なんてこともあります。
これは帯状疱疹に伴う痛みと診断されることもありますが、実際のところ、この痛みを出す神経は皮膚付近の神経の範囲で、頭蓋骨の中の痛みとは違うものです。
違いは頭の後ろのにデキモノができた時や、背中や脇腹にできたデキモノ(帯状疱疹)の前後に出来てた続く痛みかどうか?というところで、併せて皮膚表面かどうか?という違いになります。
医科で脳内の問題かどうかを判断してもらうことがベストです。
しかし、診てもらった後でまだ残る痛みに対して、対策の余地は多く残されています。
この後頭部の痛みは頭の真後ろと耳の方へと向かう2つの後頭神経というものが引っ張られることによって起こっています。
これが引っ張られない様にするだけで痛みは和らぐので、日常生活の工夫で影響を減らす工夫をしてみることは悪くないでしょう。いくつか対策を挙げてみます。
対策1.頭を下げてシャンプーをしない
これはシャワーヘッドの位置を調整することが必要になってきますので、もし位置調整ができない方は、片方の手で持って下げない様にしてみてください。
対策2.PCのモニターの中心部を目の位置に近づける
この場合は、デスクトップ型とノート型とで少し変わります。デスクトップの場合は、イスの高さを下げるか、デスクトップモニターを台の上に乗せて上げるかの2つしかありません。次にノート型の場合、ノート型PCの裏にスタンドを付けられる周辺アイテムがあるのでそれと400ページ程度の雑誌を身長に合わせて台にします。そして、視力や姿勢に合わせて調整するのですが、モニターを垂直よりも5°〜30°の範囲で後方へ倒し、自然に頭を前にもたれることを防ぐようにして対応します。
あとはキーボードがどうしても慣れない、押しにくいという場合には、Bluetoothもしくは有線ケーブルをつかってキーボードを手首の支点に近い方が、手首を痛めることなく、キー入力できるかと思います。
対策3猫背型姿勢による頭の前傾位の直し方
この場合、足裏のバランス神経を鍛えることや腰の関節の前後方バランスを鍛え直しつつ、可動性も回復させねばならないので、応急処置となりますが、やり方を3つのステップで説明します。
Step1 座った状態あるいは立った状態で目線方向に向いた手の甲を外側に回し、
真後ろの方へ向ける。
Step2 両肩を外、後ろの方へ開き、胸を開く様にしつつ、のど仏を出来るだけ前に
突き出すようなストレッチ感を出していく。
Step3 両方の肘の曲がる部分にある一本線を正面に向ける様にしつつ、
同時に手の甲をやや正面方向に戻す。
この姿勢が維持できる様になってくると、
後頭部の神経への引っ張りストレスは軽減されてきます。
対策4 高い枕を使わず、タオルを重ねるなどして今の枕より低いものへと代用・転用する
この様にすることで、寝ている時に作られるいわゆるストレートネックを助長する姿勢を改めることができます
対策5 歩く際に、ややアゴをあげ、足元の危なくない様に下にも注意してウォーキングをする
ここまで5つの対策が出来れば、大きな部分での改善策は施されることになるので、少しでも痛みは軽減していくのではないかなと思われます。
それでも早く解決したい、やってみたければ痛みが残るという方は、私どもが行う施術と特殊な運動療法によって後頭部の神経の引っ張り刺激を無くしていくことは可能ですので、来ていただけると助けられると思います。
※その様な方はこちらをクリックしてご予約、問い合わせをしてください。
きっと力になります。