プライベートで知人などと気軽に話していると、整骨院と整体…どこが違うの?
という質問をよく受けます。
おそらく、これは整骨院・整体に行ったことがある人でも、受けたことがない人でもそのように疑問に思われている方が多いからではないかと思います。
今回は、その疑問に対して「どんな違いがあるのか」という技術的な部分・どんな症状の時が合うのか?という点からお話ししていきます。
●症状別でどちらに行くか検討している時
まず、今のあなたがどんな状況にあるか?
という部分から、整骨院と整体ではどちらが最適なのか?というお話をしていきます。
A.整体を選ぶと良いシチュエーション
整形外科に受診したが、様子見として湿布や痛み止めだけが出てリハビリや運動療法などを受けてもあまりカラダの状態が上向かない時に、違う見解と方法論を試してみるとよいかもしれません。
なんとなく不調が続いていたり、1年を通して問題ないはずが、
痛みが定期的に出たり、出なかったりということがある場合や、
「身体が歪んでいる?ねじれているな」と感じる場合、いつまでも同じ何らかのカラダの不調に悩まされている場合で、医科では問題無しとされている場合などは、整体に一度行って試してみる価値はあると思います。
また、ケガをしたあと、整骨院や接骨院に数回〜3ヶ月程度通ったが可動域に制限が残っている場合や、痛みの具合が残っている時、3ヶ月以上経過してしまった場合、
整骨院や接骨院では行える施術の限界※1(注釈あり)があり、
保険を使った診療ではまかえない領域の問題に変化してしまっていますので、この場合でも整体での施術を試す価値があるといえます。
※1 整骨院・接骨院は3ヶ月以上の急なケガの期間を超えたものに対して、保険を使って施術はできない、とされていて、その理由として『それ以上好転が望めないから』というものがあります。
これは、過去の厚生労働省の領分である柔道整復師に係る使われた療養費の推移、データ検分から繰り返し討論された内容からも周知の事実であるため、そのように保険施術の限界が定められています。
ただし、全ての整骨院、接骨院で好転が望めないのかというと、施術する人間の技量の差には大きな開きがあるため、(それでも保険は使えないものの)そうではない場合もあるということは補足しておきたいと思います。
病院でのリハビリ、受診の場合は、通院の期間に限りはありませんが、整骨院接骨院同様に担当施術者の技量の差があるため、第三者の医科、整体などを選ぶという選択も悪くないのかと思います。
B.整骨院・接骨院を選ぶとよいシチュエーション
もし今のあなたが、何らかの理由でスポーツ中、自宅や職場で急に足首や手首、腰などを痛めたとします。
この場合、急性のねんざ、打撲、脱臼(関節が動かしたくても動かない状態)、骨が折れているかもしれないなどという状況が考えられますから、国で定められた一定のケガに対する医療知識を有する『柔道整復師』という資格を持つ人が運営する整骨院・接骨院で判断・診てもらうことが出来ます。(当店の場合、柔道整復師の資格を持つ人間が担当しますので、急性のケガの判断、処置を行うことは十分可能です)
ただし、冷や汗が出るほど痛みがあったり、時間と共に大きく腫れたり赤みが出ている場合は、骨折の可能性が高まりますので、整骨院や接骨院には行かずに迷わず整形外科に直接行くことは最善な選択になるでしょう。
上記したような、それほどの症状、痛みではない場合、整骨院・接骨院ではねんざ、打撲などといった急に怪我に対して、判断・応急処置・ねんざの整復・テーピングや包帯などが出来るはずですから、選ぶとよいでしょう。
しかし、微妙なラインでどんな状態か?を自分で判断するのは不安な時は整形外科に先に受診すると、画像での判断や傷病名の認定をしてもらえるため、何がどうなのか?を知る上では最善な選択といえます。
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美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎