「まだ仕事した後は痛いけど、動いてての痛みは無くなったよ」
今回の患者さんは、腰痛でお悩みの方です。
ある日、その方は家で尻もちをついてしまいました。
その瞬間動くことが出来なかったため救急車を呼び病院に行きました。
レントゲンを撮って骨は折れていないとのことで家に帰りました。
後日、腰周りに痛みが出てきました。歩くことも辛いくらいの痛みです。
湿布を貼ってても改善されなかったために当店に来店されました。
このように尻もちをついた後に腰痛が出た方が来店されてから現在までの症状経過をお伝えします。
足腰を動かす運動をしています。
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診療時間は
月、火、木、金 10時〜19時
土 10時〜14時
水、日 休診
ご来店されている患者さんの経過をご紹介します。
・お悩み:尻もち後の腰痛
・年齢性別:50代女性
尻もちをしてしまうと『尾てい骨の骨折』や『背骨の圧迫骨折』になってしまう危険があるというのが一般的なイメージだと思います。
尻もちというのはそれだけでなく、腰にダメージを与えます。
ダメージを受けた腰はどうなっているかというと
骨盤の仙腸関節や恥骨結合という関節面が傷付いてしまっている状態です。
骨が傷ついているということは骨折している状態なのです。
骨折というと骨がポッキリ折れた状態を想像するかと思いますが、
それだけが骨折というわけではなく、骨が傷つけば骨折になります。
病院で骨折の診断がなかったのは、傷がついているのが関節面だからです。
これはレントゲンではわからないのです。
そもそも尻もちをついた場合に病院の先生が診るのは尾てい骨や背骨が折れていないか?なので仙腸関節や恥骨結合のことまでは基本的に診ません。
ですので、病院では『異常無し』と診断されます。
しかし、実際に尻もちをついてから腰痛が出ているわけですから異常が無いはずがありません。
その異常が骨盤の仙腸関節にあるわけです。
改善には関節面の整復をしてから傷ついた骨が回復するまで約1ヶ月半かかります。
ちなみに『整復をしてから』が大事であって、何もせずに放っておいた場合
そのままの状態で仙腸関節がロックされるので改善されることはありません。
尻もちをついた後の痛みはそのうち引いたとしても、関節が動かなくなる分筋肉に負担がかかるので将来的にギックリ腰を起こしやすい腰になってしまうことがあります。
実際に、何回もギックリ腰を繰り返すような方は過去に尻もちをついたことがある方が多いです。
話が脱線しましたが、この方は現在尻もちをついてから1ヶ月ほど経ちました。
『動くと痛い』から『動いた後が痛い』に変わりました。
歩いて移動することが多い仕事をしているので、仕事の後は炎症が起きて痛みが出ていますが、
痛み方は軽減されてきているので順調に回復してきています。
過去に尻もちをついた経験をお持ちの方は、もしかしたら悪いままの状態になっている可能性があります。
その影響は腰だけでなく、股関節痛や膝痛にもつながるのです。
過去に尻もちをついていて、身体のどこかに不調がある方は早めにご相談下さいね。
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二塚