※この記事は、過去に整形外科や整骨院などに行ってみたものの、5年10年、15年、
あるいはそれ以上に腰痛持ちという方向けに記事を書いています。
『自分は腰痛とずっと付き合っているから痛くなった時はこれとそれとあれをやればなんとかなるから大丈夫』
というような形で日々の仕事や家事や趣味をしている方がいらっしゃることはあまり多くは無いのが、施術している人間側の感想なのですが、プライベートで釣り船に乗ったり、ゴルフをしたり、自転車やトレーニングジム、あるいはボウリング、テニスなどをやっていると、ほとんど施術を受けるようなことはしないけれど、なんとかやってるよ、という方が本当に多くいることに気がつくのです。
そんな方の中で、腰痛持ちの人が一度なってしまうとカンタンには治りにくい『手根管症候群』について原因と対策について話していきます。
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万年腰痛の人と手根管症候群には実は深い深い関係があります。
そもそも腰が悪い人の身体を見ていくと、筋肉のクセはもちろん、関節の可動性や運動方向、力の発現に異常をもっています。
そういった中で、身体をうまく使おうと、痛く無い範囲で動かそうとしている動作を分析すると、手を使って体重移動をしているケースを散見します。
例えば、椅子から立ち上がる時に腰が痛いからと無意識か、あるいは意図的に椅子の手すりやテーブルなどに手をついて立ち上がることをします。
また、スポーツなどで手をつく動作をする瞬間があるときに、身体の荷重を過剰に上半身や腕に移動させて、手をつくようなことをします。
<ダメな立ち上がり方>手をつきながら立ち上がる
そう言われてもその瞬間にならないと『自分は違う』と思われる方もいると思いますが、無意識のうちにやっているかもしれない、というのは分からないものでもありますので、結果として『手根管症候群と言われたことがある』という事実ベースで考えていくと話が整理されると思います。
さて、このような長くわずらっている腰痛で手根管症候群の人は、指の開閉にぎこちなさや左右差があったり、バネ指という朝に腫れぼったさや引っかかり感を感じやすい問題にも発展しやすいという特徴があります。
だからこそ、無意識で悪くしないための対策を考えていくことが大切になります。
ではどうすれば良いのか?
実はここまでの文の中に大いにヒントがあったのですが、それはズバリ、『手をつくことをやめる』ということです。
代わりにどうするのかをお伝えすると、手をつくのは自分の身体だけにするということです。
例えば椅子から立ち上がるときに、両手の平で両ひざのお皿を包むようにして触れて、そのままやや頭を下げるようにして重心を移動させて立ち上がる。
このようにするのです。
①浅く腰掛ける ②膝のお皿を包み込むようにして立つ
イス以外でも床からの立ち上がり、座る際は自分の身体につかまるようにし立ち上がります。
スポーツで屈む瞬間があっても何かに持たれるようなことをしないことが大切です。
そうやって工夫していくと、どんどん手首の骨で構成されているトンネル状の中にある神経や血管に負担がかかりにくくなるのです。
しかし、長らく手根管というトンネル状の関節形状が潰されていると、筋肉を緩めるストレッチやステロイド投与などをしても、痛みが軽減、変化することはあれど、構造上は改善されるようなこと物理的に難しいため、これを物理的に考慮した上で、専門的に修繕していく必要があります。
腰も痛いし、手首もいよいよ…と思われているのであれば、『重い腰』を上げて、私どもに相談しに来て頂ければ、思いのほか、その煩わしさから解放されていきますから、是非相談してほしいと思います。
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美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎