今日は、最近来院されている方で、多い症状があったのでその話をしたいと思います。
朝起きると片側だけカカトが痛い…歩いても痛い…
こういったものです。
こんな症状が出ると、通常レントゲン撮影をしてもらおうと整形外科へ受診されると思います。
気になる方は是非撮られてきてください。
当院の場合、そのカカトの痛みが骨折によるものなのか、骨の変形やトゲなのか、はたまた違うものなのかを鑑別して施術が可能ですので、必要に応じて病院受診を勧めることもありますが、診せていただかないと分からないことには断言が出来ない症状でもあります。
【朝だけ、カカトが痛く、足も攣りやすい】
先日これに近い症状で来院された方がたまたま4人重なったので例に挙げます。
症状を列記します。
◆いずれもの方変形は無し。
◆カカトの骨がハッキリとトゲになったものもありません。
◆でも押すと痛い。
◆歩いても痛みが出る。(着いた時に強く、離すときには少し)
◆炎症は無い。
◆腰も痛い
◆ふくらはぎが時々つるみたいだ(外側や全体)
◆歩くと左右の接地音が違う(悪い方が大きいものも小さいものもある)
◆足先が外を向いて接地をしている
◆デスクワークである(ケースバイケース)
◆革靴を履く(ケースバイケース)
◆ランニングをしている人(半数)
◆ほとんど歩かなかった人が最近歩き始めた(半数)
さて、ここまで4人の方の観察・診察した内容を挙げてみましたが、
これはワザワザ見ている内容ではありません。
いつも聞いたり、歩行観察から受け取っているホンの一部の情報です。
答えを言ってしまうことは簡単ですが、これらの情報を整理して、
必要最低限の処方を行うことが重要なことと考えており、そこから診ています。
今回のケースは、大きく分けて2パターンの方に分かれました。
①患側 腰の問題➕足の接地障碍
②患側 足の接地障がい中心
この2パターンですが、立位にて不安定性を見るテストを行うと、グラグラしています。
加えて身体のあちこちに重力バランスに伴う筋肉のひきつれが発生しています。
このような異常を全てクリアにしていくと、カカトの症状がよくなっていきます。
カカトの痛み・症状は、全体としての症状の一端である場合がほとんどです。
カカトの痛みを例に、なぜ左右差や時間差、痛む時痛まない時、場所が変わって症状がでるのか?
こんな疑問を全て理解しようとすることは大変なことですが、大切なことです。
※カカト処置後のテーピング
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美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎