光化学スモッグは、以下の3つの条件が揃うと発生しやすいと言われています。

1.高気温
2.強い日差し
3.無風（風速4-5メートル以下）

この光化学スモッグは、外に出て運動をしないようにと注意喚起がなされますが、

近年の研究で様々なことが分かってきています。

そもそも光化学スモッグとは、光化学オキシダントという車や工場から排出された窒素酸化物や揮発性有機化合物が強い紫外線により化学変化を起こし空中で風で流されずに濃度が濃くなることで、空が雲がかって見えることをいいます。

ポイントはこの光化学オキシダントが人体に与える影響が出る人たちとそうでない人の違いです。

光化学オキシダントによる健康に与える影響は

・目がチカチカ
・段階的な息苦しさ
・喉が痛い
・神経症状（運動性の麻痺や知覚障がい）

この様なものがあります。

これに加えて、近年花粉症やアトピー性皮膚炎との関係も分かっており、その実はアレルギー疾患の際に体内の細胞生成やエネルギー合成の際に消費されるビタミンB群やビタミンCの消費が大きく関係していることです。

花粉症の方や皮膚炎などアレルギー疾患を持つ方の食事をヒアリングしていると、白い炭水化物や調理によって茶色く色がついたものを食べる傾向が例外なく見られます。

小麦や白米などがその白い炭水化物に当たりますが、白色である卵白も同じ様な影響を与えるようです。

上記した食品にはビタミンの吸収を邪魔したり（卵白）、腸内の壁にこびりついて腸内環境に悪影響を与えたり、血液の中に望ましくない物質を混ぜてしまうことや（小麦によるグルテン構成物）、江戸煩いとも言われていた神経障がい「脚気」（白米によるエネルギー代謝阻害）などを起こすキッカケがあります。

この様なものを取りながらもビタミンB群（Ｂ1.B2.B3.B6.）やビタミンCを多く含む含む食品を摂ったとしても、日中の活動を支えるエネルギー代謝や身体を作る細胞の生成に必要な酵素（補酵素も）は絶対的に不足します。

ましてや育ち盛りやストレスの多い世代や病気を患い、多くのビタミン（補酵素）や酵素が必要となる方にとっては白い色の炭水化物や卵白、茶色く変化させた調理食品によって体内で悪さをする活性酸素や終末糖化産物となって身体のあらゆる細胞をそれぞれに悪い形で傷つけていきます。

この様な影響下にある方を客観的にみると、花粉症や便秘、糖尿、アレルギー疾患、それらによる神経症状などを持っていますが、光化学オキシダントは目や呼吸器から入るとそれらの症状を増強し、悪化させるようです。

おそらく、目や鼻・呼吸器から入り血液の成分とすぐに反応してしまうためであろうと想像され、その結果、花粉症やアレルギー症・神経症状をもった身体は、生理反応として炎症反応を強く引き起こすのではないかと考えられます。

対策・予防策として

光化学オキシダントによる影響が出てしまった場合は、目や喉をよく洗うことや、白い食品・茶色い食品をしばらくの間避け、水分とミネラルを多く摂る様にして体内水分の浄化をイメージしておくと、早くに本来の生理機能が回復しやすい状態が作られますよ。

予防策としては、上記した食品を避け、ビタミンB群や必須ミネラル・ビタミンCを積極的に摂ることで花粉症やアレルギー疾患・神経症状の問題解決の糸口になるのではないかと思います。

光化学スモッグ発令で体調の変化を感じた方は、これを機に食事の見直しを考えてみてはいかがでしょう？

さらに栄養と今の自分の身体への影響について詳しく知りたい方は、

院内でご相談に乗りますのでお気軽にご相談くださいね。

昔から気温が暑くなると耳にする「光化学スモッグ」。

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美骨整復くるみの実　代表　谷崎政一郎