【呼吸とはなんぞや?】
一般的に呼吸というと、「外呼吸」と呼ばれるものを指し、大気中から酸素を血液に取り込み、
血中のヘモグロビンが全身へと運んでくれています。
これが働きの一つですが、もう一つ呼吸の役割には大きな働きを持っています。
それは、呼吸の説明で無視されがちですが、それは
二酸化炭素の排気と共に『熱を捨てている』こと。
この話はとても重要なんですが、一先ず、あとでまた説明したいと思います。
【呼吸運動と関節・筋肉の運動】
この酸素を肺へと取り込む際に、肺を覆う「胸郭」を動かしています。
これを「呼吸運動」と呼びます。
「運動」なんですね、呼吸も。
つまり、関節と筋肉を使う。ご存知の通り、基本的にヒトの体は使わないと使えなくなりますが、呼吸運動も同様です。
何らかの理由で「呼吸運動」が障がいされて、酸素の取り込みと排気機能が悪くなってしまうその理由を大きく分けて挙げてみます。
【呼吸運動機能低下の素因】
①胸郭に関わる筋肉と関節の機能低下
②中枢神経障碍(延髄・呼吸中枢)
言い回しが小難しいと思うので、噛み砕いて説明しますと、
①関節と筋肉の働きが悪くなって呼吸が浅くなる。
②首への何らかの負担で呼吸運動の働きが悪くなる。
理由を挙げてみましたが、これらは人それぞれの必要量の歩行がきちんとあると、通常悪くなることはありません。
だけど仕事柄や生活上、中々歩けない事もありますよね。
その場合、関節と筋肉の働きと頚椎(首)に対して良好な環境を作ってあげることが必要です。
☆呼吸運動のための
【良好な環境の作り方】
《方法①》
歩くこと→やっぱり大事です…
《方法②》
関節・筋肉へのアプローチ(整復・施術)
《方法③》
頚椎保護のための枕選び
☆S-sleep(えすすりーぷ) 絶賛販売中!
《※方法④》(前後に重篤な症状を伴う)
脳幹周囲の出血や血管梗塞や、脊髄損傷の場合は医科での要治療
何となく息をしていますが、胸郭や首、その周囲に何らかの原因で問題が生じたり歩行不足で呼吸運動は衰えてしまうものなんですね。
☆呼吸運動のための
【行動・症状から気付く、呼吸運動機能低下】
※いくつか例を列記していきます。
☆背中に吹出物が出来やすい
☆風邪で咳やのどの痛みが引きにくい
☆よくむせる
☆運動で息が上がりやすい
☆睡眠時に、息が止まりやすい(言われる)
☆眠りが浅い・寝た気がしない
☆鎖骨下周りを押すと痛い(可能性がある)
☆しばしば胸や背中が痛くなる
☆ヒューヒュー息をしている
☆胸に雑音を感じることがある
○横になると妙に息苦しい
○手をバンザイして寝る癖がある
○味覚オンチである(呼吸低下の可能性もある)
○肩で呼吸している
どうでしょうか?いくつか挙げてみましたが、挙げた中に☆が付いているものが多くありますが、直接「熱」と関係する(してくる)ものがあるのが分かります。
【呼吸と熱の関係】
最初でも話した呼吸運動機能低下で、うまく排気が出来なくなることにより、
『排熱障がいを起因とする症状』が誘発される場合があるのです。
カンタンにいうと、「呼吸が浅くなると身体の調子が色々悪くなる」ということです。
昔から呼吸は生命を良好な状態に維持するために重要な位置付けにあることは、古代エジプト人の意識や古代医術に当たる概念の中ににありました。
その一例として、「カー」(精神のこと)とか「バー」(魂のこと)というものに、
生命及び呼吸の重要性が解かれていました。
日本おいては江戸時代に『養生訓』を書いた貝原益軒先生が歩行と共に呼吸の重要性を強く力説しています。
これだけ症状として顕在化しやすいが故、有史以来ヒトの生命活動と呼吸運動は深い関係性があるとされていたのも頷けます。
長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いありがとうございました。
如何でしたか?大要としての呼吸の話になりましたが、呼吸について少し見直してみようと思いましたでしょうか?
何からすれば良いのか?先ずは「歩くこと」からはじめて、呼吸を整えてみませんか?
※ご予約はこちらをクリック!
#ウォーキング#幕張本郷#首痛#腰痛#習志野
美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎