足と腰のバランス向上トレーニング※足部固有受容器反応活性
歩いていて疲れてくると少しよろけたり、つまづくことがある方。
動いている時に膝や脚のどこかに痛みが出てくる方。
動き出しで腰や股関節に違和感や痛みが出る方。
このような場合には、足の裏のバランスセンサーでもある神経の集合体でもある
メカノレセプター(地面からの感覚を受け取る固有受容器というもの)が、
本来の働きでは無くなってしまっていることが表現された症状といえます。
このような方は本来であれば、身体の前や後ろに配置された筋肉や全身の運動支点のつり合いを取る働きをする筋膜群を適正に調整したり、
関節の緩やかに起こってしまった「ねん挫」が発生していることが多くあるため、そこを施術によって整復していく必要があります。
しかしながら、そんな施術を移動の距離や仕事の都合などによる時間の都合でどうしても受けることが出来ない場合、これからお伝えするナボソマットによる運動(足裏刺激を増やすもの)で少しずつながらも前述した症状を緩解させる効果が得られます。
腰や膝、脚、足にお悩みのある方は継続してほしい自分で運動療法です。
◆準備するもの・こと
・動きやすい服装
・ナボソマット(どのタイプでもOK)
・裸足で行うこと(靴下では本来の効果が期待し難いです)
◆必要な時間
・ショート 5-10分
・スタンダード 15-20分
◆目的
・足裏のバランス感覚の向上
・下半身と頭部の平衡感覚の統合
・転倒防止
・ふらつきによるねん挫防止
・各下半身の神経機能・筋肉と筋膜の調整
<ショートトレーニング> 所要時間5分〜10分
オススメする人
・普段ほとんど運動をしない人
・どこかに痛みのある人
・運動が嫌いな人
①マット上で、その場で足踏み 3分
この際、1分経過するごとに足の高さを高く上げるように努めてください。合わせて、転ばないように壁や手すりの近くにマットを引いて、ふらついて危なくなったらつかまれるようにしておくとよいです。
②カニ歩き
マットの中央に立ち、足幅を肩幅に取り、靴の横幅分(12センチ程度)だけ横にカニの歩きのように一歩ずつ横に移動します。この時、腰はやや落とし、胸を張っておくとよいです。これを左右往復して2-3分間行ってください。
③しゃがむ・立つ運動
マット前に椅子を置き、足の裏がマットに乗るようにして行います。手すりやどこかに触れずに手を前に伸ばして、ゆっくり立つ・座るという動きを自分なりに立ちやすさを工夫しながらやってみてください。回数は10回〜20回です。
<スタンダードトレーニング> 所要時間15分〜20分
①カニ歩きトレーニング
上記のカニ歩きトレーニングを3〜5分行います。※この際、トレーニング用のゴムチューブを足首の上あたりにセットして両足をくくって行うとベターです。
②前後ストライド
マット上に縦方向に、マットの片側の端の方に足を揃えて立ちます。
トレーニング用のゴムチューブで両足をくくり、準備してください。両手は腰に手を当て、膝を曲げて5センチ程度腰を下に落とすようにします。
その状態で縦方向に2歩、3歩程度後ろに足を引きながら後ろ歩きをします。マットの端まできたら、今度は元居たところへゴムチューブのテンションを抜かずに移動します。
③足裏ローテート
マット上に片足で立ち、もう片方の足を上げ、腰に手を当てます。
足の裏を前、後ろ、内側、外側の順に向けてバランスをとり続けるようにして片足バランスのトレーニングを行います。回数は10回を左右2セットから3セット行ってください。
④スロースクワット
足先の向きは30度程度外に開き、脚の幅は横に手を広げた際の肘の位置に爪先が直下に来る程度まで広くスタンスを取ります。
この状態で8秒程度かけて腰を落とし、両手のひらが(できない方は両手を交互に片方ずつでOK)
床にペタっとつくように触れます。触れたら8秒かけて一定のペースで立ち上がります。これを10回を1-3セット繰り返します。
この様にショートトレーニング・スタンダードトレーニングを
週に2-5日ほど行う様にして繰り返していくと、感じていたふらつきや身体の不安はかなり回復する方が多くなると思いますので、ぜひ取り組んでみてください。
やってみて上手くできない方や続けられなかった方は、ご相談・来店して直接施術・運動指導を致しますので、1人で難しいなと感じられた場合には遠慮なくご連絡ください。
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美骨整復くるみの実 代表 谷崎政一郎